【雑記】トッププレイヤーとプレーして自分との格の違いを感じた話
eスポーツコーチングプラットフォームGamerCoach代表のsanma3です。こちらのサイトでは現役プロからFortniteをはじめとしたゲームタイトルのコーチングを受けられます！
5/12, 5/13にFortniteで韓国プロチームLunatic-hai主催のスクリムに参加しました。K/D4以上あれば参加可能で配信者のMLkarasawaさんにやらないかと誘われたのでFortniteの競技シーンがどんな感じなのか、あと誘っていただいた方が強かったのでお試し感覚でスクリムに参加しました。
上の動画は一番うまくいった試合の内容です。2日で合計8試合行いましたがこの試合以外は最初の町を抜けられない、もしくは敵に見つかった時点で集団戦に負けることがほとんどで運よく生き残れても1,2人しか残らないためフルパに見つかって殺されるといった内容でした。チームのメンバーは野良でスクワッドを回すと大体勝率60-70%で基本的に敵を探して物資を奪って、、と繰り返しているだけで勝てていたので最初の町をほとんどの試合で抜けられないような高いレベルの試合は非常に刺激的でした。
今回の記事は自分向けの備忘録として普通のプレイヤーである自分とトップレベルのプレイヤーであるMLkarasawaさんが何が違うかについてを試合を通して気づいた点を忘れないうちにまとめる内容になります。
自分のFPSやってた経験は小学生のころSpecial Forceやったり高校の頃CoDやったり大学のころタイタンフォールやったりと合計多分500時間位やってて真面目に実力上げようって考えてFPSやり始めたのはOWからでした。OWは最高マスターで普通のプレイヤーとしてはうまいほうだけど競技的にやるには下手ってレベルでした。Fortniteでもそれは同じで普通に野良でデュオ、スクワッド回す分には勝てるけどスクリムになると周りのレベルが高くて正直ついていけません。MLkarasawaさんは5/15現在でTRNという戦績サイトで日本人PCプレイヤーでソロのレーティング3位、勝率4位（55%）で文句なし日本でのトッププレイヤーです。（自分は一番回してるスクアッドでもレーティング60位ぐらいです）
スクリムが終わった翌日のMLkarasawaさんの配信はスクリム反省会というタイトルでひたすらスクリムのリプレイを見ながら「このプレーはどうだった」「あのプレーはこの状況ではこうするべきだった」と反省を行っていました。
まずこの時点で私は衝撃を受けました。自分はスクリムのリプレイすらみておらず試合中に雑談でここはこうするべきだったなど話した段階で反省を終えた気になっていましたが彼は何回も同じプレーを見直し自分のプレーはどうだったか、チーム全体の動きはと考えておりさらに他のプロチームの動きを見て学びながらひたすら自分のプレーを改善させようとしていました。
また配信の中で「というか昨日の夜はね本当に眠れなかった。あの時ああすればよかったとか。寝ようと思っても戦いがフラッシュバックして脳みそが寝付けなかった」と発言していました。自分はこの発言を聞いた時点で一生この人にゲームを勝つことは不可能なんだろうなと思いました。
自分もそれなりに真面目にゲームしてたつもりだったし向上心も低いほうではないと思っていましたがここまで強い気持ちでゲームに対して真摯に取り組んでいる人は今までのチーム活動を通しても見たことがありません。
OWやFortniteのような対人ゲーでチームメンバーとしての重要な要素に向上心、現在のレート、チームの一員としての協調性などがあげられます。現在のレートはその人の才能やこれまでの積み重ねがあるので変えようがある要素だと思います。しかし向上心は変えられません。チームでやっていく中で動画を見たりチーム全体の動きを考えたりということを自分は好きだったのでそこでの向上心はほかの人になかなか負けないと思っていましたがここまでゲームについて考えて真剣に取り組みチームのことを考え向上させようというプレイヤーは本当に初めて見ました。
OWをやっていてチームを組んで真剣に勝利を目指すために時間を共にするメンバーはある程度限られてきます。当然勝つためには個々人のハンドスキルが重要になるため大きくレートが離れたプレイヤーと組むことは不可能です。そのためこのゲームでトッププレイヤーと一緒にプレーすることは難しいです。また一緒に勝つためにいろいろ考えて初めて見えてくるその人の人間性というものはあります。
Fortniteのスクリムを通してトッププレイヤーの考えに触れられたことは自分にとって最初で最後の貴重な経験だったと思います。
